・「人機カートver.3.0」にも搭載し、2025国際ロボット展で初披露
日本精工(NSK)は11月11日、人機一体(滋賀県草津市)と共同で開発した「アクティブキャスタPalGo™(パルゴ)高荷重タイプ」を、11月27日から東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展(iREX2025)」において世界初出展すると発表した。あわせて、同製品を搭載した人機一体製の次世代モビリティ「人機カートver.3.0」も初公開する。
この「アクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプ」は、NSKが長年培ってきた軸受・モータ技術と、人機一体の力制御技術を融合して開発した次世代キャスタユニット。従来の受動式キャスタとは異なり、内蔵アクチュエータによる駆動制御を行うことで、重量物搬送時の操作負荷を大幅に軽減し、滑らかな旋回・停止動作を実現する。高荷重環境下でも安定した走行性能を発揮し、製造・物流・医療など多様な分野への応用が見込まれている。
今回の展示では、PalGo™ 高荷重タイプの実機を初披露するほか、搭載機である「人機カートver.3.0」も世界初公開される。同カートは、人機一体が開発する遠隔操作型の人間拡張モビリティで、パワーアシストやロボット技術を活用し、重労働現場における安全性と作業効率の向上を目指すもの。NSKのキャスタ技術と人機一体の操作インタフェース技術を組み合わせることで、人と機械の協調による新たな作業支援ソリューションを提示する。
NSKは今後も、「モーション&コントロール技術」を核に、社会課題解決に貢献するパートナーシップ型の開発を推進するとしている。
■展示会概要
・展示会名:2025国際ロボット展(iREX2025)
・会期:2025年11月27日(木)~30日(日)
・会場:東京ビッグサイト
・出展内容:アクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプ、人機カートver.3.0(人機一体製)
■製品概要(アクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプ)
項目:内容
アクティブ制御:モータ・センサによる自律駆動制御
特徴:高荷重対応・低振動・高応答性の駆動ユニット
主な用途:産業用ロボット搬送台車、医療機器、物流ロボットなど
開発パートナー:日本精工株式会社/株式会社人機一体
初出展:2025国際ロボット展(iREX2025)
※PalGo™は日本精工株式会社の商標。
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