日本製鋼所、新研究開発拠点「中央研究所(仮称)」を柏の葉に設置

・新素材・新技術の創出へ、2027年度下期に稼働予定

日本製鋼所(東京都品川区)は11月11日、千葉県柏市の柏の葉キャンパスエリアに新たな研究開発拠点「中央研究所(仮称)」を設置すると発表した。2027年度下期の運用開始を予定しており、創立120周年を迎える節目に新技術・新事業の創出を加速する。

同社は1907年の創立以来、「鋼」の製造から始まり、戦後にはプラスチック加工機械の開発にいち早く着手。現在は射出成形機や二軸混練押出機などのプラスチック成形・加工装置をはじめ、発電機器向け大型鍛鋼品などを世界各地に供給している。

今回の新研究所は、中期経営計画「JGP2028」で掲げるサステナビリティ目標「社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて持続可能で豊かな世界の実現」を具体化するもの。広島・横浜・室蘭の各研究所が担う既存製品関連の研究開発から独立し、基盤技術研究による革新技術の創出を目的とする。

柏の葉キャンパスは、大学・研究機関・企業・スタートアップが集積する先進的エリアであり、同社はこの環境を活かしてオープンイノベーションを推進。多様な人材と自由な発想を融合させることで、新規事業の創出を目指すとしている。

新研究所では、金属・半導体材料・プラスチックなどの新機能材料や、それらの製造プロセスに関する研究開発を実施。開設時は約30人規模でスタートし、将来的には約100人体制を計画している。

<建設計画の概要>
項目:中央研究所(仮称)
運用開始:2027年度下期(予定)
所在地:千葉県柏市 柏の葉キャンパスエリア136街区
敷地面積:11,265.53㎡
建築施設:
・事務所棟/延床面積 2,992㎡(事務所、展示室、材料分析室)
・試験棟1/延床面積 1,695㎡(クリーンルーム、機械試験)
・実験棟/延床面積 144㎡(材料実験)
従業員数:100人規模(開設時30人程度)
研究内容:新機能材料(金属・半導体材料・プラスチック改質など)および製造プロセスに関する技術・製品開発

■会社概要
会社名:株式会社日本製鋼所
本社所在地:東京都品川区大崎一丁目11番1号
代表者:代表取締役社⾧ 松尾敏夫
創立:1907年11月1日
上場市場:東証プライム(証券コード 5631)
事業内容:「Material Revolution®」を掲げ、産業機械事業および素形材・エンジニアリング事業を中核に展開。プラスチック、エネルギー、通信、輸送など幅広い分野に生産設備と素材を供給。
売上高:2,485億円(2025年3月期)
従業員数:5,283名(2025年3月末時点)

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