JFEエンジ、水インフラ強化へ向けアクアパイプライン事業統合を協議

・月島JFEアクアソリューションに集約、官民連携提案力の拡充図る

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は11月7日、月島ホールディングス(東京都中央区)および月島JFEアクアソリューション(同)と、同社のアクアパイプライン事業の統合に向けた協議を開始したと発表した。統合先は月島JFEアクアソリューションを想定しており、2026年4月末までの合意、同年10月の事業開始を目指す。

■統合の背景と狙い

国内の水インフラ市場は堅調に推移しているものの、人口減少による市場縮小や競争激化が予想される中、技術・サービスの高度化による競争力強化が急務となっている。2023年10月には両社の水エンジニアリング事業を統合し、月島JFEアクアソリューションが発足。統合効果は順調に発揮されており、今回のアクアパイプライン事業の追加により、官民連携型の水インフラ事業に対する提案力のさらなる拡充を図る。

■対象事業の概要

統合対象となるJFEエンジのアクアパイプライン事業は、水道用鋼管および配水池の設計・製造・調達・建設・修繕を担う。従業員数は約70名、事業規模は約80億円。JFEエンジは同事業を水エンジニアリング分野の重要事業と位置付けており、統合後も持続可能な水インフラの構築に向けた取り組みを継続する方針だ。

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