荏原製作所、東アフリカでソーラーポンプ普及へ、UPDATER社と連携協定を締結

荏原製作所は11月7日、グループ会社であるEBARA PUMPS EAST AFRICAが、再生可能エネルギー事業を手がけるUPDATER(アップデーター)社と、東アフリカ地域でのソーラーポンプ普及を目的とする連携協定を締結したと発表した。両社は今後、持続可能な水資源供給や農業インフラ整備、脱炭素推進に向けた協働を進める。

荏原グループは長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる「世界で6億人に水を届ける」目標のもと、水インフラや農業向けポンプ事業をグローバルに展開している。アフリカ地域は成長市場として重視しており、2017年以降、南アフリカ、ケニア、ナイジェリアの3拠点を設立。現地での販売・サービス体制を強化してきた。

今回の協定は、UPDATER社が推進する再生可能エネルギーを活用した給水・農業支援プロジェクトに荏原が賛同したことを受けて締結されたもの。荏原はソーラーポンプの供給に加え、据付やメンテナンスに関する技術支援を行う。これにより、電力インフラが未整備な地域でも安定した水供給を実現し、地域社会の生活改善や農業生産性向上を支援する。

荏原グループはESGの重要課題に基づく事業活動を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成と企業価値の向上を目指すとしている。

<協定概要>
協定締結企業:株式会社UPDATER
協定書名:東アフリカにおけるソーラーポンプ普及に関する連携協定書
締結日:2025年10月2日

ニュースリリース