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ダンフォス、オフハイウェイ車両向けサイバーセキュリティ法規対応を支援

・欧州の新たなサイバー・レジリエンス法(CRA)および機械規則への対応を強化

ダンフォス(Danfoss):2025年11月5日

デンマーク・ノードボー(2025年11月5日)発 ― ダンフォス・パワー・ソリューションズ(Danfoss Power Solutions)は、欧州で施行が進むサイバー・レジリエンス法(Cyber Resiliency Act:CRA)およびオフハイウェイ車両に関する機械規則(Machinery Regulation)に対応するための支援を強化している。

CRAは欧州全域でサイバーセキュリティ体制を再構築する法制度であり、重要産業分野におけるサイバー脅威への防御強化を義務付けるもの。各国の法体系に組み込まれることで、企業には外部攻撃に対する包括的な防御策と継続的なサイバーセキュリティ管理が求められる。

一方、オフハイウェイ車両向けの機械規則では、安全性と性能に関する基準に加え、サイバーセキュリティを新たな要素として明確に組み込み、建設・農業・鉱業などの分野で使用される機械の運用安全と作業者保護を確保することを目的としている。

ダンフォスは、これらの規制に準拠した製品設計を進めており、CRAや無線機器指令(Radio Equipment Directive:RED)、機械規則で求められる主要なサイバーセキュリティ要件を製品開発プロセスに組み込んでいる。具体的には、
• 安全な製品開発ライフサイクルの導入
• 強固な制御システムに関する技術要件への適合
• IEC 62443に基づくコンポーネントセキュリティの確保(REDおよびCRAに準拠)
などを実施している。

また、同社は第三者認証機関テュフ・ズード(TÜV Süd)の認証を取得しており、油圧および電子ソリューションの設計・開発段階からサイバーセキュリティを重視。これにより、オフハイウェイ車両分野において、信頼性が高く、安全で、統合しやすい製品を提供し、顧客がCRAおよび機械規則の要件を満たすことを支援している。

同社は「サイバーセキュリティの確保は、今後のオフハイウェイ車両開発における不可欠な基盤」としており、詳細は公式ウェブサイト内のサイバーセキュリティ関連ページで公開している。

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