安川電機は11月6日、同社が提唱するソリューションコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ・メカトロニクス)」を実現する新型マシンコントローラ「iC9000シリーズ」を11月より販売開始したと発表した。
新シリーズは、国際規格化されたPLC言語である「IEC 61131-3」に準拠し、国際標準ベースのプログラミング環境を提供することで、グローバル市場での開発効率向上と保守性の向上を図った。従来機「MP9000シリーズ」の後継モデルとして、メカトロ機器の制御と情報処理を統合する新アーキテクチャを採用している。
また、コントローラ、サーボ、インバータなどの各装置をEthernetベースのネットワークで連携させ、装置全体のデータをリアルタイムに可視化。これにより、生産ラインの最適化や予知保全など、スマートファクトリー化に向けた統合的な制御・情報ソリューションを実現する。
さらに、同社独自のオープンプラットフォーム「YASKAWA Cockpit」との親和性を高め、設備データの収集・分析を通じて、設計から運用・保守までのライフサイクル全体を支援する仕組みを構築。制御性能と情報技術の融合によって、エンジニアリングの省力化と生産性向上を両立する。
安川電機は、i³-Mechatronicsの中核製品として「iC9000シリーズ」を位置付け、今後も制御技術とデジタル技術を融合させたソリューション展開を強化していく方針。
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