・マレーシア最大港クラン港の能力拡張を支援、累計納入は278基に
三井E&Sは11月6日、マレーシアの主要港湾事業者であるWestports Malaysia Sdn Bhd(以下、Westports)から、ヤード用コンテナクレーン「三井パセコトランステーナ」15基を受注したと発表した。契約は2025年6月に締結されたもので、同社が長年供給を続けてきたWestports向け案件の最新プロジェクトとなる。
Westportsは、クアラルンプール南西約50kmのクラン港でコンテナターミナルを運営。クラン港はマラッカ海峡に面し、マレーシア最大の貿易港として東南アジアの主要ハブ港の一つに位置づけられている。近年、コンテナ取扱量の増加や物流構造の変化を背景に、ターミナル拡張や設備更新を進めており、今回のクレーン導入もその一環となる。
三井E&Sが納入するトランステーナは、Westportsの荷役効率向上とターミナル運営の高度化に寄与するもの。これまで同社は同港向けに、ヤード用クレーン218基、岸壁用コンテナクレーン(三井パセコポーテーナ)60基を納入しており、今回の受注により累計納入台数は278基に達する。
同社では「長年にわたるパフォーマンスと信頼性、ライフサイクルサポートへの評価が今回の受注につながった」としており、引き続き高品質で持続可能なクレーンの提供を通じ、世界各地の港湾オペレーションの発展に貢献していく方針を示している。
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