リケンテクノス、食品包材事業で約40億円を投資、埼玉・三重工場に新設備導入へ

リケンテクノス(東京都千代田区)は10月31日、成長戦略の一環として食品包材事業における設備投資を実施すると発表した。埼玉工場(埼玉県深谷市岡2058番地)および三重工場(三重県亀山市菅内町522番地)に新たな機械設備を導入し、2026年度より順次稼働を開始する予定。総投資額は約40億円に上る。

同社は2025年4月にスタートした3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」で、成長投資を通じた「価値創造するバランスシート」の実現を掲げている。今回の計画は、7月に発表した三重工場の拡張に続くものであり、食品包装用ラップの成膜工程および小巻ラップの包装工程に関わる生産設備を更新・増設する。これにより、生産能力の強化と安定供給体制の確立を図り、今後の市場拡大や多様化する顧客ニーズに対応していく方針。

リケンテクノスは1966年、国内で初めてポリ塩化ビニル(PVC)製食品包装用ラップを開発したパイオニア。現在は国内外の拠点で製造を行い、スーパーマーケットの生鮮食品売場から業務用厨房、家庭用まで幅広い用途に対応している。今後も経営資源の最適配分を通じて、企業価値の向上と持続的成長を目指すとしている。

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