アトラスコプコ、エンジニアリングプロセス自動化企業を買収

・CPQ自動化ソフトウェアのEAS社がグループ傘下に

アトラスコプコグループ(Atlas Copco Group):2025年11月5日

スウェーデン・ナッカ発 — スウェーデンの産業機器大手アトラスコプコグループは11月5日、エンジニアリングプロセス自動化企業であるエンジニアリング・オートメーション・システムズ(Engineering Automation Systems GmbH、EAS)社を買収したと発表した。

EAS社は、CPQ(Configure, Price, Quote:見積・価格設定・提案)ソリューションのエンジニアリングおよび自動化を支援する高度に専門化されたソフトウェアを提供している。CPQは主に、圧縮機を含む複雑でカスタマイズされたプロセス重視型ソリューションや、提案書作成および販売プロセス管理において、スピード、正確性、効率性が求められるあらゆる用途で使用されている。

同社の顧客基盤は重機械をはじめとする複数の産業セグメントにまたがり、工作機械メーカーや分析機器メーカーなども含まれる。ドイツに拠点を置くEAS社の従業員18名は、今回の買収によりアトラスコプコグループに加わる。
アトラスコプコのコンプレッサ技術事業部門(Compressor Technique Business Area)プレジデントであるフィリップ・エルネンス(Philippe Ernens)氏は、「EAS社をグループに迎えることができ、嬉しく思っています。同社の専門知識により、現在および将来の顧客の利益となるプロジェクト見積プロセスをさらに強化していきます」とコメントした。

買収価格は非公開。EAS社の2024年の売上高は約260万ユーロ(3,000万スウェーデンクローナ)。

EAS社は、コンプレッサ技術事業部門内のガス・プロセス部門(Gas and Process Division)の一部となる。

■ アトラスコプコグループについて

アトラスコプコグループは、圧縮空気・真空ソリューション、エネルギーソリューション、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具、組立・マシンビジョンソリューションを提供する4つの事業部門を持つ。2024年の売上高は1,770億スウェーデンクローナで、年末時点の従業員数は約55,000人。​​​​​​​​​​​​​​​​

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