加藤製作所、110トン吊りオールテレーンクレーン新型「KA-1100R」12月発売開始

加藤製作所は10月31日、110トン吊りオールテレーンクレーン「KA-1100R」をモデルチェンジし、2025年12月より販売を開始すると発表した。

同機は2019年発売モデルの後継機で、従来機の高い作業性能を継承しつつ、最新の排出ガス規制(欧州Stage V)に対応した環境対応型エンジンを新たに搭載。加えて、安全性および快適性の向上を図った最新モデルとして位置づけられる。

 画像は、既存機種。

■主要な特長

新型「KA-1100R」には、Daimler製の新エンジンを採用し、欧州Stage Vの厳しい排出ガス基準をクリア。環境負荷を大幅に低減するとともに、燃費性能の最適化も図っている。

安全面では、側方衝突警報装置を標準装備し、現場での接触事故リスクを低減。また、国土交通省の「低騒音型建設機械」指定も取得しており、都市部工事現場など騒音対策が求められる環境にも対応する。

さらに、旋回性能や走行安定性など、従来機「KA-1100R」が持つ各種性能を継承しており、加藤製作所が掲げる“業界No.1の安全性と環境性能”の実現を目指した開発となっている。

■製品概要
• 名称・型式:KA-1100R
• 発売日:2025年12月
• 希望販売価格:1億9,000万円(税別)より ※装備内容により変動
• 目標販売台数:年間12台

詳細な仕様や性能については、販売開始時に同社公式サイトで改めて公表される予定。

加藤製作所では、「安全・環境・信頼」をテーマに、オールテレーンクレーンをはじめとする建設機械の開発強化を継続し、持続可能な社会インフラ構築に貢献していく方針。

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