・外需の好調で全体が前年超え、内需は若干の減少、
日本工作機械工業会が発表した2025年8月の受注総額は1,202億円(前年同月比108.5%)と前年を上回った。外需の好調が全体を押し上げた。
外需は883億円(同112.3%)と大幅増。中国(同102.8%)が堅調を維持し、その他アジア(同106.2%)も好調だった。欧州は1,414億円(同132.1%)と大幅増となり、特にイタリア(同178.1%)、中欧(同170.8%)、イギリス(同180.4%)が高い伸びを示した。北米は291億円(同117.4%)と好調を維持した。
内需は319億円(同99.1%)と前年をわずかに下回った。業種別では、電気機械(同130.2%)、精密機械(同123.1%)が好調だった一方、自動車(同85.2%)は前年を下回った。一般機械(同89.9%)も減少したが、建設機械(同123.2%)は堅調だった。
また、販売額は1,189億円(同108.5%)、受注残高は7,292億円(同91.1%)だった。
1〜8月累計では、受注総額が10,261億円(前年同期比105.3%)に達し、外需(同107.9%)が全体を牽引。内需(同99.1%)はほぼ前年並みを維持している。販売額も10,098億円(同105.3%)と好調が続いている。