・コンパクト設計で運搬・施工効率を向上、設置費用の削減に貢献
ヤンマーエネルギーシステム(本店:大阪市北区)は9月29日、非常用発電機の新製品「AP130F」を2025年10月1日より発売すると発表した。近年、災害時の停電対策として非常用電源の需要が高まる中、同社は設置性と運用性に優れた新型機を市場投入することで、ユーザーの防災対応力強化を支援する。
「AP130F」は、設置面積を業界最小クラスに抑えたコンパクト設計を採用。本体を分割せずに搬入できる高さ設計(2.1m)により、屋上や上層階など限られたスペースへの設置にも対応可能。これにより、従来機比で施工時間を約2時間短縮し、設置費用の削減に寄与する。
また、遠隔監視システム「RESS(Remote Energy Support System)」に対応しており、燃料残量や運転可能時間などの情報を一括管理。平時のメンテナンス支援から災害時の迅速な対応まで、運用の信頼性を高める機能を備える。
■主な仕様は以下の通り:
- 定格出力:110/130kVA(50Hz/60Hz)
- 長時間形出力:100/115kVA
- 騒音値:75dB(パッケージ型)
- 寸法:3.8×1.1×2.1m
- 重量:1,920kg
- 使用燃料:軽油・LSA重油
ヤンマーは本製品を、同社の「APシリーズ」標準対応機として展開。今後も、災害対応力の強化と設置性の向上を両立する製品開発を推進していく構え。
詳細は、ニュースリリース
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