サンドビック、ジンバブエで大口鉱山機械受注 ― Zimplats向けに約2億8千万クローナ

サンドビック(Sandvik):2025年9月23日

スウェーデンのサンドビック(Sandvik)は9月23日、ジンバブエ最大の白金族金属(PGM)生産会社であるZimplatsから、同国ンゲジ(Ngezi)鉱山群向けの大口受注を獲得したと発表した。受注総額は約2億8千万スウェーデンクローナ(約44億円、15.8円換算)で、2025年第3四半期に計上された。

今回の契約には、坑内用ローダー、トラック、ドリルが含まれ、2025年第3四半期から2026年第2四半期にかけて順次納入される予定。また、アフターマーケット関連の収益も相当規模に上る見込みだ。ンゲジ鉱山は露天掘りから坑内掘りへと移行しており、Zimplatsは坑内採掘能力の拡大に継続的な投資を行っている。

サンドビックのマイニング事業部門プレジデントであるマッツ・エリクソン氏は「このたびZimplatsの坑内開発に協力できることを誇りに思う。本受注は、当社が顧客の生産性、安全性、持続可能性目標の達成を支援する強い姿勢を示すものだ」とコメントしている。

サンドビックは世界の鉱山・建設機械分野で坑内用機械の強みを持ち、特にプラチナなど白金族金属の主要生産地域においてプレゼンスを高めている。今回の案件は、ジンバブエ鉱業の地下化投資を背景に、同社の製品とサービスの拡販につながるとみられる。

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