クボタ、男性育休推進プロジェクトに参画

・DEI経営の一環として「IKUKYU. PJT」に賛同、取得率7割に迫る

クボタは9月19日、積水ハウスが主導する男性育休推進プロジェクト「IKUKYU. PJT」に参画していることを明らかにした。業種を超えて174の企業・団体が賛同しており、同社もその一員として取り組みを進めている。

同社はグローバル展開を進める中で、多様な人材が活躍できる環境整備を成長戦略の中核と位置付け、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)経営を推進。その一環として、男性従業員の育児休暇取得を支援する制度の拡充を進めている。

2023年からプロジェクトに参画するクボタは、今年の「育休を考える日」(9月19日)に合わせて、経営層メッセージの発信や、取得経験者と上司による社内座談会を実施。実体験を共有することで、取得に向けた社内理解を深め、風土醸成を図った。

同社は「育児休業中もキャリアの中断はない」との考えを示し、「休業」ではなく「育児休暇」という表現を採用。管理職向け研修やキャリア面談などの支援策を設け、取得促進を後押ししている。2024年には男性416人が育休を取得し、取得率は69.7%に達した。女性の取得率も96.3%と高水準を維持している。

クボタは今後も制度充実を進めるとともに、社会全体での男性育休取得の定着に貢献していく方針。

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