エピロック、新グローバル流通センター建設に着工

エピロック(Epiroc ):2025年9月18日

スウェーデンのエピロック(Epiroc AB)は9月18日、同国エーレブルー(Örebro)市で新たな大規模流通センターの建設に着工した。鉱山・インフラ業界向けのアフターマーケット製品を扱う拠点として世界的なハブ機能を担い、効率的な供給体制の構築を目指す。

今回の投資は、近年の業績拡大と需要増を背景とするもの。これまで同市内の複数拠点に分散していた流通機能を一カ所に集約し、自動化技術とスマート物流を導入することで、物流効率や作業安全性の向上、環境負荷低減を実現する。ヘレナ・ヘドブロム社長兼CEOは「新センターはサプライチェーン最適化の重要な一歩であり、顧客価値向上と持続的成長につながる」とコメントした。

新施設は延べ床面積2万9,000㎡で、太陽光パネルも設置予定。2027年後半の稼働開始を見込み、ドリルリグ、ローダー、鉱山用トラックなど同社製品の補修部品を取り扱う。

エーレブルーはエピロックにとって製造・研究開発・流通の拠点都市であり、約3,000人の従業員が勤務。

■ エピロック(Epiroc AB)について
エピロックは鉱山・インフラ業界のグローバル生産性パートナーとして、持続可能な社会への転換を加速している。同社は地上・地下用途向けのドリルリグ、掘削・建設機器、ツールなど、画期的な技術による革新的で安全な機器を開発・提供。また、自動化、デジタル化、電動化ソリューションとともに、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポートを展開している。
2024年の売上高は約640億スウェーデンクローナで、約150カ国の顧客をサポートする19,000人の従業員を擁する。本社はスウェーデンのストックホルム。

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