欧州レンタル市場、初の包括報告書を発表—-英調査会社

オフ・ハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research ):2025年9月15日

欧州の建設機械需要においてレンタル会社の存在感が高まっている。英KHLグループの業界誌「インターナショナル・レンタル・ニュース(IRN)」「アクセス・インターナショナル」「インターナショナル・クレーンズ&スペシャライズド・トランスポート(ICST)」などの情報をもとに、オフ・ハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research)がまとめた初の欧州レンタル市場に関する報告書が公開された。

同報告によれば、欧州のレンタル会社は2024年にコンパクト機械、土工機械、マテリアルハンドリング機械を合わせて6万8,000台以上を購入。レンタル保有台数は約70万台規模に達している。

また、欧州全体で建設機械販売が減速する中、IRNの分析では最大手レンタル会社の売上高は前年比4.4%増を記録。クレーン、テレハンドラー、高所作業車(AWP)を中心とする大手機材保有企業の保有台数も拡大していることが確認された。

今回の調査報告は、欧州レンタル市場の規模や動向を把握する上で初めての体系的資料と位置付けられ、サブスクリプションサービス「European Expert Service」加入者は既にダウンロード可能。非加入者も購入が可能となっている。

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