オフ・ハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research ):2025年9月11日
中国の高所作業車(パワード・アクセス・プラットフォーム)市場は、この10年間で急成長を遂げ、2014年の新規販売台数約8,600台から、2024年には13万8,900台に拡大した。
ただし、新型コロナ禍初期の景気刺激策による一時的な急伸を経て、2020年代初頭から市場は減速に転じた。特に2022年以降は成長が鈍化し、2024年には急激な落ち込みが確認されている。
調査会社オフ・ハイウェイ・リサーチ(Off-Highway Research)は、同市場が2026~27年に底打ちし、ピークとなった2024年の販売台数の55%程度に縮小すると予測している。
一方で、報告書では市場の可能性も強調している。とりわけブームリフト分野は今後の成長が期待されており、またレンタル会社やメーカーが厳しい経営環境に直面することで、新たな用途開拓が進むとみられる。現状では建設業向けが中心だが、他産業への展開余地が残されていると指摘している。