・榆林市で開催された製品発表会で、掘進・採炭分野の革新技術を披露
徐工(XCMG):2025年9月15日
中国・徐州に本拠を置く建設機械大手・徐工(XCMG)は、2025年9月13日に開催された「初志不‘煤’、智啓未来」石炭機械製品展示会にて、同社の最新技術を搭載した石炭採掘関連機械4機種を発表した。展示会では、掘進・穿孔・採炭・搬送までを網羅する統合型ソリューションが紹介され、石炭鉱山向け設備の高度化と多元化を強く印象づけた。
■発表された主な新製品
- EJM360 掘進穿孔一体機
複雑な地盤条件(軟底盤・高挟矸など)に対応する新型掘進機。5〜6.6mの掘進幅、6〜8本の同時穿孔作業が可能で、スマート制御システムを搭載。坑道施工の効率と安全性を大幅に向上。
- EBZ260M-4 多腕掘進穿孔機
2〜6本の穿孔アームをモジュール化し、迅速な切替を実現。隠蔽式拡張プレートにより最大40%の拡張幅を確保。掘進作業の効率を飛躍的に高める。 - EBH320 横軸掘進機
最大130MPaの硬岩条件下でも安定した切削性能を発揮。縦軸・横軸の切削アームを迅速に交換可能で、坑道条件に応じた柔軟な施工が可能。 - XHM360 露天側壁採炭機(国内初)
最大採高5.0m、採深300m、年間採炭能力100万トンを誇る。側壁圧炭の100%回収を実現し、資源利用効率を大幅に向上。
■徐工の戦略と展望
徐工エネルギー事業部の岳泰宇総経理は、「市場の新たなニーズに応えるため、徐工は強力な研究開発力と高度な生産体制を背景に、複数の中核技術を突破。製品の多様な現場への量産適用を実現した」と述べた。
現在、徐工は掘進機・穿孔機を中心とした統合型設備体制を構築。探査・掘進・穿孔・採炭・搬送までをカバーするスマート化ソリューションを提供し、石炭鉱山の安全・高効率・グリーン化への転換を支援している。
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