キャタピラージャパン、Catマテリアルハンドラ3機種を国内発売

キャタピラージャパン合同会社(横浜市西区)は9月8日、Catマテリアルハンドラ「MH3024」「MH3032」「MH3040」の3機種を国内市場に投入した。マテリアルハンドラの国内展開は今回が初となる。

同社によると、MH3024とMH3040は海外で既に実績を持つモデルであり、新開発のMH3032は中間サイズとして日本市場にも新たに導入する。スクラップや木材の積込み・荷下ろし、プレス機への投入、港湾荷役など幅広い用途を想定し、長い作業機と油圧リンク式キャブを標準装備することで効率性と視認性を確保した。

加えて、Cat独自の先進機能を標準搭載している。積荷を停止操作なしで計測できる「Catグラップルペイロード」、作業範囲を制限する「E-フェンス」と「キャブ干渉防止システム」、旋回作業を自動停止する「旋回アシスト」などにより、安全性と生産性を両立する。また、VisionLinkTMによる稼働データ管理や燃料消費分析も可能で、コスト削減にも寄与する。

足回りはタイヤ仕様で、ヤード内の広範囲移動に対応。独立作動式アウトリガーで安定性を確保するほか、自動給脂装置やリバースファンを標準装備し、粉塵環境下での信頼性を高めた。装着可能アタッチメント重量は最大4,150kg(MH3040)で、一般的な機械よりも大容量の処理が可能としている。

価格(税別)はMH3024が5,387万4,000円、MH3032が7,107万4,900円、MH3040が8,449万2,900円。いずれもオフロード法2014年基準をクリアしている。

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