コマツ、北米で最大級の新型ハーベスタ「951XC-1」を発表

・林業機械の新モデル

コマツ北米サイト(Komatsu ):2025年9月4日

コマツは、林業機械の新モデルとして最大級のハーベスタ「951XC-1」を投入する。急峻地や軟弱地盤など厳しい現場環境での安定性・性能・生産性を高めることを目的に開発されたもので、林業機械分野での製品ラインアップをさらに拡充する。

951XC-1は市場で最も大きなハーベスタの一つに位置づけられ、8輪駆動を採用することで高い牽引力と機動性、安定性を実現。特に急斜面や湿地、岩場などの条件下で威力を発揮する。キャブは自動4方向レベリング機構を備え、広々とした空間設計、空調機能、視認性の高いデザインにより、長時間作業でも快適性と精密な操作性を確保する。

主な性能の特徴は以下の通り。
• 8輪駆動による優れた安定性と低接地圧
• 242kN(54,400lbf)の牽引力で過酷な地形に対応
• 「3PS油圧協調システム」により、ヘッドとクレーンの複数機能を同時に最大出力で操作可能
• クレーン中心から前輪までの距離を短縮し、作業範囲とリーチを強化
• オペレーター疲労を軽減するキャブ設計(4方向自動レベリング、快適な居住空間、気候制御、広視界)

同社フォレストリー事業部のシニアプロダクトマネージャー、ロブ・ウォーデン氏は「951XC-1の特長は、951-1の強さを持ちながら非常にコンパクトに設計されている点にある。931XC-3とほぼ同じ寸法で、より樹木が密集した林分でも使用できる」と説明する。

今回の新モデル投入は、コマツが林業機械分野で進める継続的な技術革新の一環であり、オペレーターにより高い快適性と制御性、作業効率を提供するものとなっている。

コマツは建設機械、鉱山機械、フォークリフト、産業機械、林業機械市場向けに技術・製品・サービスを展開し、100年以上にわたり顧客価値の創造と持続可能な社会の実現に取り組んでいる。世界各地の産業現場で同社製品が利用され、インフラ整備や鉱物資源の開発、森林管理、製品製造を支えている。

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