産機、松江市内で工場増設、産業用クレーンの受注拡大に対応

産機(松江市)は、産業用クレーンの受注増加に対応するため、島根県松江市矢田町の松江内陸工業団地に新工場を増設する。投資額は約7億円で、操業開始は2026年6月を予定。島根県と松江市は、雇用創出や地域産業振興への寄与を期待し、資金面や人材確保で支援する。

今回の計画について、島根県は企業立地促進条例に基づき立地計画を認定。9月8日に県庁で開催された式典では、丸山知事から同社に認定書が交付され、県・松江市・産機の三者による立地に関する覚書が取り交わされた。

産機は1967年(昭和42年)の設立以来、天井クレーンや橋形クレーンを中心に、設計から製造・据付までの一貫体制を強みに業績を拡大。今回の増設により、大型案件への対応力を強化し、産業用クレーン市場での競争力を一層高める考え。

島根県と松江市は、地域産業の高度化と新規雇用の創出を図る本計画を積極的に支援していく。

<事業計画の概要>
• 立地場所:松江市矢田町(松江内陸工業団地)
• 敷地面積:10,426㎡(うち今回 4,793㎡)
• 建物面積:4,851㎡(うち今回 1,830㎡、鉄骨造平屋建)
• 投資額:約7億円(建物6億円、償却資産1億300万円)
• 操業開始:2026年6月予定
• 雇用計画:操業後3年間で6人増(従業員数32人→38人)
• 事業内容:天井クレーン、橋形クレーン、特殊クレーンの設計・製作・据付

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