パルフィンガー、従業員家族支援を拡充

・「サマーホリデー・アット・ワーク」7回目の開催、3拠点で111人の子供が参加

パルフィンガー (PALFINGER):2025年9月3日

油圧式クレーン大手のパルフィンガー(本社:オーストリア)は、夏季休暇中の従業員家族支援策として恒例の「サマーホリデー・アット・ワーク」プログラムを今夏も実施した。今年で7回目を数える同プログラムは、主力拠点のレンガウ、ベルクハイムに加え、コーステンドルフでも初めて開催。合計111人の子供たちが技術体験、自然探索、動物とのふれあいなど、多彩なプログラムを楽しんだ。

同社は、地元自治体や児童支援団体「Kinderfreunde Innviertel」と連携し、行動的かつ教育的要素を取り入れた休暇プランを企画。子供たちはザルツブルクの科学館「Haus der Natur」や「Pioneer Garage Salzburg」の見学、ヘンドルフにある「Gut Aiderbichl アカデミー」での動物ケア体験などを通じ、日々新しい発見を重ねた。また、世界最大の生産拠点である「PALFINGER World」(レンガウ)への訪問も人気を集めた。

■家族に寄り添う企業文化

パルフィンガーで人事最高責任者(CHRO)を務めるマリア・コラー氏は、「手頃で安心でき、勤務先近くで利用可能な支援を提供することは、従業員の日常生活を大きく助ける。家族を重視する姿勢は当社の戦略的取り組みの一環であり、単なるスローガンではない」と強調する。

同社は「家族に優しい企業」としての認証を受けており、柔軟な勤務制度や在宅勤務、幼児教育支援、介護休暇、段階的な定年制などを導入。今回の夏季休暇中の育児サポートも、ワークライフバランス推進策の重要な一角を占めている。

■3拠点で拡充する取組み

期間はレンガウで5週間、ベルクハイムで4週間、コーステンドルフで2週間。勤務と家庭の両立を容易にし、従業員負担の軽減につなげている。実務を担当する健康推進チーム「PALfit」のマリー・ハーティヒ氏は「年々プログラムが拡充しており、子供たちが新たな発見をし、友達をつくり、純粋に楽しめる場を提供できていることを嬉しく思う」とコメントした。

■企業概要
パルフィンガーは国際的な機械メーカーであり、油圧式クレーンを中心とする揚重ソリューションの世界的リーダー。約1万2,350名の従業員(派遣を除く)が在籍し、30の生産拠点とグローバルな販売・サービス網を展開。スマートソリューション開発やデジタル化活用によって効率性と利便性を高めている。

同社は1999年よりウィーン証券取引所に上場しており、2024年度の売上高は23億6,000万ユーロを記録した。

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