コマツ北米サイト(Komatsu):2025年9月2日
コマツは、画期的な新型油圧ショベル2機種を発表した。新型PC220LC-12は、オペレーターの快適性、効率性、生産性を重視したキャビンとコントロールシステムを特徴とする。PC220LCi-12は同様の機能に加えて、各シフトを通じてオペレーターの生産性向上を目的とした自動化技術の向上を組み込んだ、コマツ最新のインテリジェントマシンコントロール技術「IMC 3.0」を搭載している。
両機種とも21~24トンクラスの油圧ショベルで、基本的な土地造成や一般的な土工事から、GPS設計に基づく高度な現場開発まで、住宅建設および商業建設業者に最適である。
従来のPC210LC-11と比較して、両機種は以下の特徴を有する:
・キャビンが28%大型化、足元スペースが30%拡大、視界性が50%向上
・新しい電子油圧システムと高出力エンジンにより燃費が20%向上
・作動油とオイルフィルターの交換間隔延長、パティキュレートフィルターの清掃間隔延長により、メンテナンスコストが20%削減
・吊り上げ能力7%向上、バケット掘削力8%向上を含む大幅な性能アップグレード
IMC 3.0を搭載したPC220LCi-12は、建設業界初となる工場統合3D境界制御機能を特徴とする。効率性の向上を目的としたこの革新的技術により、オペレーターは高さ、深さ、前後左右の境界に対する作業制限面を設定できる。制限区域に近づくと機械が自動的に停止するよう設計されている。3D境界制御は、各作業エリア固有の複数の制限区域を記憶することで、オペレーターが現場全体で効率的に作業することを支援する。
標準装備として提供される複数の新機能および強化機能は、オペレーターの快適性と利便性の向上に寄与する。広々としたキャビン、エアサスペンション・シート、人間工学に基づいたコントロールに加えて、新しいオペレーターIDシステムは最大50のプロファイルを保存する。IDが入力されると、各オペレーターの個人設定が自動的に読み込まれる。両モデルとも、横転回避アラート、360度俯瞰視界を提供するKomVision 360カメラ、人物・物体検知アラートモードなど多数の機能により、ゼロ災害の実現を支援する。
製品・サービス担当シニアディレクターのピーター・ロブソン氏は次のように述べている。「私たちは、すべてのシフトで確実に作業を完了する必要がある方々のために、これらの油圧ショベルを製造しました。これが次世代機械の設計背景にある考え方です。オペレーターが最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援し、それが現場でのより高い生産性につながります。これまでで最も先進的な作業環境を創出したことで、これらはオペレーターが運転を楽しめる油圧ショベルとなっています。」
■コマツについて
コマツは、建設、鉱山、フォークリフト、産業、林業市場向けの技術、機器、サービスを開発・供給している。1世紀以上にわたり、同社は製造と技術革新を通じて顧客価値を創造し、人々、事業、地球が共に繁栄する持続可能な未来の実現に向けて他者と連携してきた。世界の最前線産業では、現代インフラの開発、基礎鉱物の採取、森林管理、消費者製品の創造にコマツのソリューションが活用されている。同社のグローバルサービス・販売店ネットワークは、安全性の向上と生産性の促進を支援しながら、性能の最適化に取り組む顧客オペレーションをサポートしている。
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