エピロック、持続可能性評価でゴールドメダル獲得

・EcoVadis社評価で上位5%入り、2030年目標達成に向け前進

・鉱山・インフラ機械大手が環境・社会・ガバナンス分野で高評価

エピロック(Epiroc ):2025年9月2日

スウェーデンの鉱山・インフラ機械大手エピロックAB(Epiroc AB)は9月2日、グローバル持続可能性評価機関EcoVadis社からゴールドメダルを授与されたと発表した。同評価により、エピロックは持続可能性への取り組みにおいて評価対象企業の上位5%にランクインした。

今回の評価は、昨年のシルバーメダルからの格上げとなり、同社が掲げる野心的な2030年持続可能性目標に向けた着実な進展を示している。

EcoVadis社は15万社を超える企業を対象に、環境、労働・人権、倫理、持続可能な調達の4つの重要分野で評価を実施している。

■全社的な取り組みが評価

エピロックのヘレナ・ヘドブロム社長兼CEOは「この評価は、世界中のチームの努力と、製品革新から運営、責任ある調達まで、あらゆる業務に持続可能性を統合する当社のコミットメントを反映している」とコメントした。

同社の高評価は複数の持続可能性分野での優れたパフォーマンスに基づいている。環境面では継続的な脱炭素化と資源効率の改善を通じた環境管理を実践。労働・人権分野では安全で公平かつ包括的な職場環境の維持に取り組んでいる。倫理ガバナンスは堅実なコンプライアンス慣行に支えられ、持続可能な調達では綿密なサプライヤーエンゲージメントと責任ある調達を重視している。

■顧客の調達判断を支援

EcoVadisの評価システムは顧客にとって特に有用とされる。標準化された第三者評価により、デューデリジェンス業務を支援し、4つの重要分野それぞれについて入札やサプライヤー認定における透明な比較を提供する。

■科学的根拠に基づく目標設定

エピロックは2020年に2030年に向けた野心的な持続可能性目標を発表し、CO2排出量の半減などを掲げている。同社の気候目標は、Science Based Targets イニシアチブにより、地球温暖化を最大1.5°C に抑制するという気候科学とパリ気候協定の目標に整合していることが検証されている。

なお、TIME誌は今年、2年連続でエピロックを世界で最も持続可能な企業の一つに選出している。

同社の持続可能性への取り組みの詳細は、ウェブサイト(www.epirocgroup.com/en/sustainability)で確認できる。

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