アトラスコプコ、中国で環境装置合弁会社を設立

アトラスコプコ :(Atlas Copco):2025年9月2日

アトラスコプコ(スウェーデン・ナッカ)は9月2日、中国で排ガス処理装置を手掛ける「上海熙維環境科技(Shareway Environmental Technology、シェアウェイ環境技術)」との合弁会社を正式に設立したと発表した。アトラスコプコ(中国)投資有限公司が株式の70%を取得し、残る30%は従来株主が保有する。新会社は独立した研究開発・生産体制を持つ法人として運営される。

シェアウェイは上海市嘉定区に拠点を置き、従業員数は約320人。半導体や太陽光パネル製造に伴う排ガスを処理するアベートメント装置を主力とし、フラットパネルディスプレイなど幅広い電子技術産業向けに事業を展開している。2024年の売上高は約6億3,000万元(スウェーデン・クローナ換算で9億2,600万クローナ)。

買収金額は非公表。新会社はアトラスコプコのバキュームテクニーク事業領域に属する半導体部門の一部として位置付けられる。

アトラスコプコグループは圧縮空気・真空ソリューション、エネルギー、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具・組立機器・マシンビジョンなどを展開。2024年の売上高は1,770億スウェーデンクローナ、従業員数は約5万5,000人だった。

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