Mahindra&Mahindra (マヒンドラ&マヒンドラ、本社:インド・ムンバイ)の農機具部門FESは9月1日、2025年8月のトラクター販売台数を発表した。
2025年8月の国内販売は、前年同月比28%増の26,201台(前年同月:20,518台)、輸出は同37%増の1,916台(同:1,399台)、総販売台数(国内+輸出)は同 28%増の28,117台(同: 21,917台)だった。
マヒンドラ&マヒンドラ社の農業機械セクター社長、ヴィージェイ・ナクラ(Veejay Nakra)氏は、この業績について次のように述べている。「2025年8月、国内市場では26,201台のトラクターを販売しました。これは前年比28%増です。平年を上回るモンスーンと貯水池水位の改善は、カルフ期の作物だけでなく、10月に始まるラビ期にも好材料となります。インド農業開発省(IMD)は9月に雨量過多を予測しており、特に一部地域ではカルフ期の収穫にリスクをもたらす可能性がありますが、慎重な対応が必要です。これらの要因に加え、農家向けの融資制度を通じた政府の継続的な支援も相まって、来たる祝祭シーズンのトラクター需要を押し上げる可能性があります。輸出市場では1,916台のトラクターを販売し、前年比37%増となりました。」
■Mahindraについて
1945年創業のマヒンドラ・グループは、世界100か国以上に26万人の従業員を擁する多国籍企業連合であり、インドを代表するコングロマリットのひとつ。農業機械、ユーティリティ車両、ITサービス、金融分野において国内トップクラスのシェアを誇り、トラクターの販売台数では世界最大規模を誇る。
近年は、再生可能エネルギー、農業、物流、ホスピタリティ、不動産など多角的な事業展開を加速。ESG(環境・社会・ガバナンス)分野でのグローバルリーダーシップを掲げ、農村地域の繁栄支援や都市生活の質的向上に注力している。
同社は「Rise(成長・飛躍)」をキーワードに、地域社会およびステークホルダーの生活に前向きな変化をもたらすことを企業使命として掲げており、持続可能な価値創出に向けた取り組みを強化している。