笹徳印刷、関東工場に約6億円の設備投資

・パッケージング需要拡大に対応、生産体制強化へ

笹徳印刷(愛知県豊明市)は8月29日、同日開催の取締役会において、埼玉県本庄市に位置する関東工場への設備投資を決定したと発表した。投資額は約6億円で、印刷関連の生産設備および付帯設備の新設を行う。

■ 投資の背景と目的

同社は、主力であるパッケージング分野における競争優位の維持・強化を成長戦略の一環として掲げており、今回の投資は、今後の需要拡大と安定供給体制の確立を目的としたもの。関東圏における生産能力の増強により、リードタイム短縮や供給安定性の向上が期待される。

<設備投資の概要>

  • 設置場所:埼玉県本庄市児玉町共栄350-21(関東工場内)
  • 投資内容:印刷関連の生産設備および付帯設備の新設
  • 投資額:約6億円
  • 着工予定:2026年5月
  • 竣工予定:2026年10月

■ 今後の見通し
2026年6月期の業績への影響は軽微と見込まれているが、翌期以降の収益改善や供給体制の強化に資する可能性がある。業績への具体的な影響については、必要に応じて適宜開示を行う方針。

同社は、今後も需要動向に即した設備投資を通じて、持続的な成長と顧客満足度の向上を目指すとしている。

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