東洋エンジ、トルクメニスタン大型ガス化学コンプレックス改修案件を受注

東洋エンジニアリング(TOYO)は9月1日、トルクメニスタン国営化学会社トルクメンヒミヤ社(Turkmenhimiya)から、大型ガス化学コンプレックスの大規模改修業務第1フェーズを、トルコの大手建設企業ルネサンス社と共同で受注したと発表した。

同案件は、ガス分離、エチレン、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン製造設備を含む大規模改修計画。TOYOはガス分離設備(年間能力50億㎥)、エチレン製造設備(年産40万トン)、ポリプロピレン製造設備(年産8.1万トン)の改修計画・設計・一部機材調達を担当する。ルネサンス社は高密度ポリエチレン設備やユーティリティの改修を担う。完了は2028年を予定している。

TOYOはCIS地域で46件の石油化学・肥料プラント建設実績を有し、トルクメニスタンでも2018年にキヤンリ・ポリマープラントを完成させている。2024年にはトルクメンヒミヤ社と将来投資案件に関する協定を結んでおり、今回の受注は同協定に基づく第1号案件となる。

同社は「今回の受注を皮切りに、ガス化学や肥料プラント分野での知見を活かし、トルクメニスタンの化学産業発展に貢献する」としている。次フェーズについても、トルクメンヒミヤ社とTOYO・ルネサンス社が協議を進めている。

<受注概要>
客先:Turkmenhimiya 社(トルクメンヒミヤ社、トルクメニスタン国営企業)
受注者:東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)とRÖNESANS ENDÜSTRI TESISLERI INŞAAT SANAYI VE TICARET ANONIM ŞIRKETI(ルネサンス社)のコンソーシアムとしての共同受注
プラント設備立地:トルクメニスタン西部、バルカン州、トルクメンバシ地方
TOYO対象設備:ガス分離設備(年間50億m³)、エチレン製造設備(年産40万トン)、 ポリプロピレン製造設備(年産8.1万トン)
TOYO役務内容:上記設備に関するプラント設備大規模改修計画、設計、機器資材の一部調達
完了予定:2028年

ニュースリリース