中联重科(Zoomlion)、2025年グローバルサービスツアーをインドネシアで開始

・顧客中心のサービス展開で東南アジア市場での地位強化を図る

中国の大手建設機械メーカーである中联重科股份有限公司(Zoomlion、本社:中国湖南省長沙市)は8月28日、2025年グローバルサービスツアーのインドネシア展開を正式に開始したと発表した。このサービス施策は顧客のニーズを中心に据え、包括的で高水準の専門サービスを提供することで、協力関係のさらなる強化と「Service tour more than you care」というサービスブランドの東南アジア市場での認知度・影響力向上を目的としている。

■インドネシア市場への戦略的アプローチ

インドネシアは、透明性の高い政策環境、貿易自由化、開放的なビジネス環境を背景に地域経済の一大拠点となっており、中联重科の東南アジア戦略展開における重要市場の一つとして位置付けられている。

今回のサービスツアーは、顧客訪問、設備メンテナンス、オペレーター研修、トラブルシューティング・解決、スペアパーツ供給の5つの核となる要素から構成されており、体系的かつ緻密なサービスを通じて、より高い価値の顧客体験を提供することを目指している。

■実績と成果

ツアー期間中、中联重科の専門チームは数十社の主要顧客を訪問し、約50台の建設機械に対して総合的な検査・メンテナンスを実施。顧客の要求に基づく技術的改修・アップグレードも行った。サービス要員は現場で設備状況の詳細な評価を実施し、顧客と直接対話することで、実際のニーズや改善提案を注意深く聞き取り、記録した。

同時に、安全運転、日常メンテナンス、初歩的なトラブルシューティングなどをカバーする設備オペレーター向けの専門研修も実施。中联重科の専門知識と厳格な基準を顧客のオペレーターに伝達した。その効率的で実践的、かつ献身的なサービスは顧客から一致した称賛を受けた。

さらに、このサービス施策期間中に中联重科は複数の顧客とスペアパーツ供給契約を締結し、将来の長期協力に向けた強固な基盤を築いた。

■グローバル戦略の一環として

今回のインドネシアでのサービスツアーは、中联重科がグローバルサービスのコミットメントを果たすための重要な施策であるだけでなく、同社の「グローバル化・デジタル化」海外戦略を実行する上での重要なステップでもある。

中联重科は今後も高品質な製品とフルライフサイクルサービスを通じて「顧客中心」の理念を世界の顧客に届け、国際市場でのブランド影響力をさらに強化していく方針だ。  

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