Trimble (トリンブル )2025年8月19日
トリンブルと現代建機(Hyundai Construction Equipment)は8月19日、新型ブルドーザー「HD130A」シリーズに、工場出荷時から3D施工支援システム「Trimble Ready」仕様を選択できるオプションを追加したと発表した。これにより、グローバル市場のユーザーは現場での導入が容易になり、生産性と精度の向上が期待される。
新たに対応するのはHD130A XLとHD130A LGPの2モデルで、工場出荷段階からTrimble Readyキットを搭載可能。現場ではTrimble Earthworksグレードコントロールプラットフォームを簡単に組み込むことができ、オペレーターの技能にかかわらず効率的かつ高精度な施工が実現する。
トリンブルの土木建設フィールドシステム担当副社長スコット・クロージャー氏は「Trimble Ready仕様のHD130Aブルドーザーは、施工現場におけるデジタルとフィジカルの融合を加速させる。統合されたTrimble技術により、導入が簡便化され、現代建機の顧客に高い投資効果をもたらす」と述べた。
現代建機ヨーロッパ(HCEE)の製品マネージャー、ゲルト・ピーターズ氏は「Trimble Ready HD130Aブルドーザーは、インテリジェントで高性能な建機を顧客に届ける大きな一歩。Trimbleとの協業は、精度と生産性を工場出荷時から提供する能力を強化する」と強調した。両社は今後、建機のオペレーター支援機能やクラウド連携の分野でも協力を進めていく方針だ。
サポート体制としては、トリンブルのSITECH販売網および一部の認定販売代理店が、Hyundai HD130Aブルドーザー向けのTrimble Earthworks 3Dグレードコントロールの設置やトレーニング、技術支援を提供する。
このオプションは全世界で利用可能で、センサー構成はデュアルGNSS+クロススロープ(キャブ搭載)、UTS+クロススロープ(ブレード搭載)、シングルGNSS+クロススロープ(ブレード搭載)、デュアルレーザー+クロススロープ(ブレード搭載)、シングルレーザー+クロススロープ(ブレード搭載)などに対応する。
■企業概要
トリンブルは、物理的世界とデジタル世界をつなぎ、働き方を変革するグローバル技術企業。精密測位、モデリング、データ分析における絶え間ない革新により、建設、地理空間、輸送などの重要産業を支援している。
現代建機ヨーロッパは、ヨーロッパの建設機械市場における確立されたリーダー企業。先進的な工場自動化、厳格な品質管理システム、革新的エンジニアリングで知られ、顧客の進化するニーズに応える建設機械の幅広いポートフォリオを提供している。30カ国以上にわたる140以上の販売店ネットワークを通じて製品を販売している。
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