JCB :2025年8月15日
JCBは米国海兵隊(USMC:S. Marine Corps)向けに4CXバックホーローダーを供給する契約を獲得した。契約額は4,500万ドル(約66億6,000万円、148円換算)で、今後5年間にわたり機械本体の納入に加え、操作者向けの実地訓練や各種アタッチメントも提供される。
JCBは米国防総省向けの防衛関連供給者であり、今回の契約はUSMCとの2件目の大型契約となる。2024年には、JCBテレスキッドの軍用版であるマルチテレインローダーで3,900万ドル(約57億7,200万円)の契約を締結していた。
JCB北米社長兼CEOのリチャード・フォックス=マーズ(Richard Fox-Marrs)は、「厳正な評価を経て、海兵隊が再びJCBを選んでくれたことを誇りに思う。世界をリードするバックホーローダーの製造企業として、最高水準の性能と信頼性を備えた機械を提供できるという信頼に応える継続的なパートナーシップを重視している」と述べた。
また、JCB北米政府・防衛部門副社長のクリス・ジョルジャンニ(Chris Giorgianni)は、「4CXは70年以上の継続的な改良の成果であり、過酷な環境下での軍事工事や建設現場でも高い性能を発揮する。今回の契約は、世界中の軍事組織に対して多用途で堅牢かつ信頼性の高い機械を提供してきたJCBの実績をさらに強化する」とコメントしている。
今回の契約対象となった4CXバックホーローダーは、戦術的用途や建設現場向けに最適化された先進機能を備える。特に注目されるのが、JCB独自のパワースライドシステム付きサイドシフトバックホーで、ブームの正確な横移動を可能にする。北米市場で主流のセンターマウント方式と比べ、掘削範囲を約10%拡大でき、狭い場所や壁際でも機械の再配置なしに効率的に作業が行えるという。
詳細確認は、下記参照。
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