千代田化工、西部ガス向けひびきLNG基地増強設備を受注

 千代田化工建設は8月8日、西部ガスが進めるひびきLNG基地(北九州市)の能力増強に伴うプラント設備の設計・調達・建設(EPC)業務を受注したと発表した。2029年度上期の完成を目指す。

 今回の計画は、カーボンニュートラルの実現を背景に、既存の2基のLNGタンクに加え、新たに1基を増設し、基地全体の処理能力を高めるもの。千代田化工はEPCを担当し、安定的なLNG供給体制の強化に寄与する。

 7月18日には現地で起工式が行われ、西部ガスの加藤卓二社長や地元自治体関係者らが出席。施工者代表として千代田化工の太田光治社長が「無事故無災害での完遂」を誓った。

 千代田化工は総合エンジニアリング企業として培った技術・遂行力を生かし、低・脱炭素化のカギとなるLNG供給を支える事業を推進している。

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