井村屋(三重県津市)は8月7日、冷菓商品の製造拠点である岐阜工場(岐阜県羽島郡岐南町)を増設すると発表した。国内アイス市場の拡大や輸出販路の拡充による需要増に対応し、モナカアイスなど付加価値の高い製品の品質向上と生産能力強化を図る。総投資額は約14億円で、2026年3月の稼働を予定している。
岐阜工場は2014年に稼働を開始し、自社ブランドのほかプライベートブランド(PB)やOEM商品の製造も手掛ける。ひと手間加えた特色ある冷菓の製造技術を持ち、海外市場でも需要が高いモナカアイスなどを主力としている。
今回の増設では、鉄骨造の製造棟を拡張し、延床面積を2,296平方メートルに拡大。このうち483平方メートルは新たに土地を取得して増設する。生産能力は従来比で約3割向上する見込み。従業員は約70人で運営する。
同社は「増設により特色ある商品の競争力を高め、国内外での事業成長とグループ全体の持続的な発展につなげる」としている。
<工場概要>
・工場名:井村屋株式会社岐阜工場(工場長:井村屋(株)常務取締役 可児かに辰巳たつみ)
・住所:岐阜県羽島郡岐南町若宮地2丁目203
・従業員数:約70名
・工場面積:鉄骨造 延床面積2,296m2(そのうち483m2は土地購入による増設分)
・生産品目:冷菓商材各種
・生産能力:製造棟拡張により従来比約3割増強
・竣工日:2026年3月稼働予定
・設備投資額:約14億円
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