・一般製造業・流通業向け無人搬送車などの生産性向上へ
ダイフクは8月5日、マザー工場の滋賀事業所(蒲生郡日野町)内に、一般製造業・流通業向けシステムの新工場棟を竣工したと発表した。工場棟の新設と機能の移転によって、生産能力増強と物流効率化を図る同事業所の大規模再開発の一環。新工場棟に無人搬送車の組み立てなどを行う機能を移転し、より生産性の高いモノづくりができる環境を整備してい。
近年、急速に拡大する無人搬送車のニーズに対応するため、同社もパレットやケース、ピースごとに対応したSOTRシリーズをはじめとする製品ラインナップを拡充している。無人搬送車の組み立てなどを行う新工場棟の作業場は、生産ラインを柔軟に構築できるように、区画のない大空間とした。
また同事業所には、一般製造業・流通業向けに納入した製品の保守部品を常備したパーツセンターを設けており、納入先の拡大に伴って必要となる保守部品も増加している。そこで、新工場棟にパーツセンターを移転するとともに従来比2倍に面積を拡張し、より迅速かつ正確なサービスパーツを提供するために、自動倉庫を設置する計画。
なお、建物の屋根と外壁に断熱を施し、省エネルギー化と社員の作業環境にも配慮している。再生可能エネルギーの活用を推進するため、屋上に太陽光発電システム(発電容量:1.5MW)を導入している。
■株式会社ダイフク 執行役員 イントラロジスティクス事業部 生産本部長 矢野準二 氏のコメント
「新工場棟は、さらなる生産性の向上を目指して設計されています。今後も、競争力のある製品・ソリューションの提供に加え、お客さまに導入いただいた設備の安定稼働を支えるための対応力の強化を通じて、製造・流通業界の発展に貢献していきます。」
<新工場の概要>
名称:M棟
建築面積:1万7,200m2
延床面積:1万9,900m2
(工場:1万6,500m2、事務所・食堂:3,400m2)
主な機能:一般製造業・流通業向けの無人搬送車の製造やコンベヤシステムの組み立て、アフターサービス用の保守部品を管理するパーツセンター
着工時期:2024年4月
竣工時期:2025年7月
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