・国内低調も北米回復で海外増収、通期予想据え置き
オカダアイヨンが8月8日に発表した2026年3月期第1四半期(2025年4〜6月)の連結業績は、売上高61億61百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益5億17百万円(同6.4%減)、経常利益5億10百万円(同22.6%減)、四半期純利益3億28百万円(同21.4%減)だった。国内需要の鈍化や納期ずれが響いた一方、北米での販売回復が海外セグメントを押し上げた。
■国内セグメント
国内は高水準の受注残を維持し増産や商材確保を進めたが、売上高45億27百万円(同5.7%減)と減収。主力の圧砕機は再開発や建替需要が堅調な一方、工期遅れやショベルメーカー販売不振、大阪・関西万博期間中の解体見合わせなどで21億16百万円(同5.4%減)となった。
つかみ機は木造解体や災害復興需要はあるものの全般的に動きが鈍く2億22百万円(同35.5%減)。大型環境機械は円安による仕入価格高騰で様子見が続き1億63百万円(同15.8%減)。林業機械も出足が鈍く3億69百万円(同17.3%減)だった。
一方、ケーブルクレーン事業は水力発電所改修工事などが好調で2億57百万円(同5.3%増)。アフター事業は、原材料売上が4億84百万円(同1.6%減)と微減だったが、修理売上が2億91百万円(同21.5%増)と堅調だった。セグメント利益は4億26百万円(同12.8%減)。
■海外セグメント
海外は16億33百万円(同17.3%増)と増収。北米は在庫調整の影響が残るものの回復傾向で12億9百万円(同26.7%増)。欧州は需要減速で2億37百万円(同7.5%減)、アジアは1億24百万円(同1.0%増)だった。セグメント利益は92百万円(同56.5%増)と大幅増益。
■通期見通し
2025年度(2026年3月期)の連結業績予想は据え置き。売上高280億円(前期比5.3%増)、営業利益25億円(同9.7%増)、経常利益25億円(同11.7%増)、純利益17億円(同15.2%増)を見込む。
詳細は、下記参照。
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