一方、受注高は中・大型プレス機(個別プレス機)の減少が響き142億28百万円(35.3%減)に落ち込み、受注残高も589億81百万円(前期末比6.8%減)となった。
世界経済は米国通商政策の不確実性が残る中、堅調な米国経済に支えられ底堅い成長を維持した。ただし、関税負担や物価高、保護主義の高まりなどによる下振れリスクは依然として残っている。鍛圧機械業界では、予見性の低下により国外案件が減少し、4〜6月のプレス系機械受注額(日本鍛圧機械工業会統計)は299億86百万円(19.2%減)となった。
■地域別業績
• 日本:売上高105億55百万円(1.5%減)、個別・汎用プレス機の粗利率改善でセグメント利益4億91百万円(22.8%増)。
• 中国:高速・汎用プレス機の販売増で売上高29億29百万円(47.1%増)、セグメント利益2億30百万円(388.0%増)。
• アジア:個別・高速プレス機の販売減で売上高21億45百万円(17.5%減)、粗利率改善により利益1億87百万円(37.8%増)。
• 米州:HMS社の買収効果があったものの、販売減や円高影響で売上高49億26百万円(5.7%減)、利益1億59百万円(69.9%減)。
• 欧州:プレス機・サービスとも減収で売上高34億19百万円(26.5%減)、利益23百万円(77.3%減)。
■通期見通し
2026年3月期通期予想は前回発表から据え置き、売上高780億円(2.6%増)、営業利益58億円(4.9%増)、経常利益60億円(7.9%増)、純利益42億円(17.7%減)を見込む。
詳細は、下記参照。
アイダエンジニアリングの2026年3月期第1四半期決算短信
決算説明資料
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