Epiroc( エピロック):2025年8月6日
ストックホルム(スウェーデン) ー鉱業・インフラ業界における生産性向上のリーディングパートナーであるエピロックは、ビジネスエリア制の導入により、より効果的な組織構造を構築するため、グループ経営陣の変更を発表した。
■成長に伴う組織再編
エピロックが2018年6月に上場して以来、同グループは様々な側面で順調な成長を遂げている。例えば、売上高は合計86%増加し、買収により30社以上が同グループに参加している。より焦点を絞った効果的な組織構造を構築するため、エピロック社は2025年9月1日付で2つのビジネスエリア制を導入する。
■新設される2つのビジネスエリア
▽機器・サービス事業エリア:事業エリア社長:ジェス・キンドラー(Jess Kindler)氏
キンドラー氏は同グループで20年以上の経験を持ち、サービスと機器の両分野において、世界各地で収益性の高い成長を推進してきた確かな実績を有している。1975年生まれの米国籍。コロラド鉱業大学で鉱業工学学士号、ペンシルベニア大学ウォートンスクールでMBAを取得。直近では、グローバル企業の成長と卓越性の推進を専門とするシニアコンサルティングアドバイザーを務めていた。勤務地は米国。
▽工具・アタッチメント事業エリア:事業エリア社長:ホセ・マヌエル・サンチェス(José Manuel Sánchez)氏
サンチェス氏は全キャリアを同グループで過ごし、高く評価されているリーダーである。収益性の高い成長を推進してきた確かな実績を持ち、最近では地表掘削・探査分野を担当していた。1963年生まれのスペイン国籍。マドリード工科大学で鉱業修士号、セレム国際ビジネススクールでマーケティング・営業管理修士号を取得。現在はエピロック地表事業部門の事業部長を務めている。勤務地は米国。
■組織体制の効率化
エピロックの現在の8つの独立した焦点を絞った統合事業部は引き続き業務責任を担うが、2025年9月1日からは、事業部長はCEOではなく、それぞれのビジネスエリア社長に報告することになる。この結果、エピロックのグループ経営陣は合計6ポジションとなり、従来の13ポジションから削減される。
■CEOのコメント
ヘレナ・ヘドブロム(Helena Hedblom)社長兼CEOは次のように述べている。
「この報告体制は、今後数年間において、年間売上成長率8%と市場をリードする収益性という当社の高い目標の達成を支援するものです。絶え間なく変化する世界において、当社をより迅速かつ効果的にするからです。この集中化は主に顧客の皆様にとって有益となります。生産性向上製品とソリューションの提供において、これまで以上に精密で信頼性の高いサービスを提供できるようになるからです。確かな実績を持つこれら2人の優秀なリーダーをビジネスエリア社長として迎えることで、変革をさらに加速させていきます。」
■エピロックについて
エピロックは、鉱業・インフラ顧客向けのグローバルな生産性パートナーであり、持続可能な社会への変革を加速させている。画期的な技術により、同社はドリルリグ、岩石掘削・建設機器、地表・地下用途向けツールなど、革新的で安全な機器を開発・提供している。また、自動化、デジタル化、電動化のソリューションに加え、世界クラスのサービスやその他のアフターマーケットサポートも提供している。スウェーデンのストックホルムに本社を置き、2024年の売上高は約640億スウェーデンクローナ(約9,600億円、15円換算)、約19,000人の情熱的な従業員が約150カ国の顧客をサポートし、協力している。詳細は www.epirocgroup.com を参照。