三菱マヒンドラ農機(島根県松江市)は7月29日、2025年下期の新商品として、コンバイン「XC217」「XC220」、4条植え田植機「LD4」、6・8条植えの田植機「LD6」「LD8」の計3機種5型式を発表した。ユーザーの使いやすさと作業効率向上を重視した設計で、農作業の省力化・高能率化をサポートする。
■収穫作業を快適・安心に「XC217/XC220」2条刈コンバイン
新型2条刈コンバイン「XC217」(16.5PS)および「XC220」(20.0PS)は、コンパクトな車体ながら、大排気量のE-TVCSクリーンディーゼルエンジンを搭載。ロングこぎ胴やワイド揺動板による高精度な脱穀・選別、大容量グレンタンク(最大590L)など、作業の余裕と効率性を両立する。
特長的なのは、収穫作業を「ラク」にする3つの“楽刈機能”。
• 楽刈ボタン:エンジン回転、クラッチ、自動こぎ深さをワンタッチ操作
• 刈取スライド装置:刈取部を135mmスライドし、稲を踏まずに作業
• 刈取フィット:地面の凹凸に応じた刈取部の上下動で突込みを防止
加えて、液晶パネルやワンレバー操作、快適な運転環境、安全停止装置など、安全性とメンテナンス性にも配慮。発売は2025年12月を予定し、希望小売価格はXC217が347万2,000円~353万1,000円、XC220が409万2,000円~423万5,000円(税込)。
▶ 製品詳細:https://www.mam.co.jp/product/combine/xc321/xc321.php
■初心者でも安心の4条田植機「LD4」
新登場の「LD4」(9.5PS)は、わかりやすく簡単な操作性と小回り性能が特長。乗用型ながら、コンパクトで軽快な操作感を実現しており、自動機能によりスムーズな植付作業が可能。
主な特徴は以下のとおり。
• 無段変速の主変速レバーで操作を簡素化、「eストップ」で燃料も節約
• LEDマスコットが苗切れ・肥料切れを通知
• スリーウェイ予備苗台で苗補給がスムーズ
• 整地ローターで仕上がりもきれい
• あぜ越え支援装備(アーム・レバー・低速・緊急停止など)で安心作業
2025年11月発売予定。希望小売価格は171万6,000円~221万1,000円(税込)。
▶ 製品詳細:https://www.mam.co.jp/product/taueki/ld4/ld4.php
■力強くシンプルな6/8条田植機「LD6」「LD8」
「LD6」(17.3PS)および「LD8」(21.0PS)は、新たに設定された“シンプル田植機”カテゴリの製品。粘り強いディーゼルエンジンと軽量ボディにより、湿田や深田での高い走破性を発揮する。
また、四輪独立サスペンションや水平制御機能による安定性・直進性の高さに加え、オペレーターの負担を減らす「かんたん操作」機能も備える。
主な特長:
• 無段変速・車速連動エンジン回転で燃費向上
• レール式苗台でスムーズな苗補給
• 各部グリスニップル・整地ローターなどで高いメンテナンス性
• 除草剤・殺虫剤の同時散布で作業の効率化
発売は2025年11月を予定し、希望小売価格はLD6が275万円~330万円、LD8が367万4,000円~438万9,000円(税込)。
▶ 製品詳細:https://www.mam.co.jp/product/taueki/ld6/ld6.php
三菱マヒンドラ農機は、これら新商品により、小規模農家からプロ農家までの幅広いニーズに対応し、使いやすさと作業効率を両立するソリューションを提案していく考え。
※本記事に記載された仕様・価格などは2025年7月現在の情報。製品仕様は予告なく変更される場合がある。
詳細は、ニュースリリース
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