・実践的研修・地域連携・サステナブルに対応、2026年6月竣工予定
島根電工(島根県松江市)は7月30日、島根県出雲市斐川町において若手技術者の育成を目的とした新研修施設「(仮称)みらい創造トレーニングセンター」を建設すると発表した。竣工は2026年6月を予定しており、次世代のものづくり人材の早期育成に向けた実践的な拠点と位置づけている。
本施設は「若手社員自ら考え、みらいを創造する」を基本理念に、建設現場の実寸モックアップを用いた実地型の研修環境を整備。施工技術や現場管理、営業力といった総合的なスキルの向上を目指す。
将来的には、社員研修にとどまらず、地域の学生や業界関係者向けの技術研修・体験の場としても開放する方針。技能コンクールや技能五輪全国大会に向けた訓練の場としての活用も想定しており、地域・業界一体となった人材育成のハブを目指す。
また、施設には太陽光発電を導入し、水素製造にも活用するなど、サステナビリティへの配慮も特徴。現在は、社員から施設の愛称を募集し、全社的な関与によって愛着と連帯感を醸成している。
島根電工の野津廣一社長は「失敗を恐れず挑戦し、ものづくりの楽しさを感じてほしい。この施設が地域や業界全体の発展にも貢献すると確信している」とコメントしている。
<施設概要>
• 名称:みらい創造トレーニングセンター(仮称)
• 所在地:島根県出雲市斐川町併川976-1
• 構造:鉄骨造2階建て
• 敷地面積:2,614.61㎡
• 延床面積:1,939.74㎡
• 研修定員:36名
• 設計:中林建築設計事務所
• 施工:フクダ
• 竣工予定:2026年6月
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