・チルトローテータを中心に高品質な販売・アフターサービス体制を構築へ
ヤンマー建機(福岡県筑後市)は8月5日、スウェーデンに本社を置くチルトローテータおよびアタッチメントメーカー、スチールリスト社(Steelwrist AB)と、日本市場におけるパートナーシップ契約を締結したと発表した。両社は本契約により、油圧ショベル向けアタッチメントの販売とアフターサービスにおいて協力関係を強化する。
スチールリスト社は、油圧ショベル用のチルトローテータやクイックカプラ、各種ワークツールの開発・製造を行うグローバルメーカーで、本社はスウェーデン・ローゼンバーグに位置する。チルトローテータは左右最大45度の傾きと360度の旋回を可能にし、カプラ機能を備えることで、オペレータがキャビンに乗ったままバケットなどのアタッチメントを簡単に交換できる。法面成型や掘削・埋め戻し作業において高い柔軟性と効率性を実現し、建設現場の生産性向上に大きく寄与する機器として注目されている。
ヤンマー建機では、慢性的な人手不足や建設業界における働き方改革の進展に対応すべく、チルトローテータの導入を一つの有効な解決策と位置づけている。今後はスチールリスト社との連携を通じて、チルトローテータの導入促進を図るとともに、実際の現場での有効な活用法などを自社のSNSなどを通じて積極的に発信していく方針だ。
同社は「今後もより多くの市場ニーズに応えるべく、革新的な製品とサービスを提供し続けてまいります」としており、今回の提携により、油圧ショベルの高度な作業性を支える新たな価値提案の実現が期待される。
◾️スチールリスト社について
・本社所在地:スウェーデン・ローゼンバーグ
・CEO:Stefan Stockhaus
・主な製品:チルトローテータ、クイックカプラ、油圧アタッチメント
・販売地域:欧州、北米、アジアを中心にグローバル展開
〈チルトローテータの特徴〉
・左右最大45度の傾斜+360度回転機構
・クイックカプラでバケット交換が容易
・多様な作業に柔軟に対応、作業効率を大幅に改善
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