荏原製作所は8月4日、国土交通省関東地方整備局より、2024年度に完工した工事における安全対策の取り組みが評価され、「令和6年度 優良工事等表彰」における「安全管理優良受注者」として表彰を受けたと発表した。
表彰対象となったのは、同社が関東地方整備局から受注したポンプ設備工事で、設計・調達から据付・施工、アフターサービスに至る総合エンジニアリングを提供したもの。労働災害の防止に向けて、全関係者が安全衛生管理や安全教育に積極的に取り組み、無事故での竣工を実現したことが高く評価された。
関東地方整備局が管轄する河川流域は住宅や企業、主要交通インフラが集中する地域であり、豪雨による内水被害対策が重要視されている。荏原はこれまで、排水機場への大型排水ポンプの納入などを通じて、都市水害の軽減に貢献してきた。
同社は長期ビジョン「E-Vision2030」のもと、「安全・安心な社会インフラの構築」や「持続可能な社会の実現」に取り組んでおり、今後も高性能な排水ポンプの開発や、メンテナンス性に優れた設備・サービスの提供を通じて、社会インフラの強靱化を支えていく方針だ。
荏原グループはESG重要課題への対応を経営の柱とし、持続可能な開発目標(SDGs)の達成と企業価値の向上を目指している。
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