JCB :2025年7月24日
英ウィルトシャー州に本拠を置く家族経営のリサイクル・廃棄物処理会社「クラッパー&サンズ・ランドフィル(Crapper & Sons Landfill Ltd)」が、JCBの新型クローラー式油圧ショベル「370X」を導入した。導入直後から埋立処分場での重作業に投入され、重粘土の積み込み作業などで即戦力として活躍している。
導入された370Xは、JCBのXシリーズで最大・最強のモデル。最新のステージV対応ディーゼルエンジン(出力240kW=322馬力)を搭載し、従来機比で14%の出力向上を実現した。競合機に比べて燃費性能にも優れ、1リットルの燃料あたり4.5トン多くの資材を処理できるとされる。
同社の処分場は180エーカーの広さを誇り、年間約12万トンの廃棄物を受け入れている。370Xは、現場でアーティキュレート式ダンプトラックへの積み込み作業などに従事しており、既に高い作業効率を示しているという。
「JCBの220Xを1年ほど前に導入し、性能に非常に満足しています。そのため、より大型の370Xの導入は自然な流れでした。期待どおり燃費も良く、非常に順調に稼働しています」と、クラッパー&サンズ社のリチャード・クラッパー社長は語る。
同社はこのほかにも、JCBのテレハンドラー「TM320S」、油圧ショベル「220X」、ホイールローダー「437」4台を保有。自社の1500エーカーの牧場ではトラクター「ファストトラック4220 iCON」も稼働している。
納入はJCB正規ディーラーのホルトJCBが担当。リチャード社長は「ホルトJCBのサポートは非常に信頼できる。緊急時にも迅速に対応してくれる」と、強固なパートナーシップを評価する。
クラッパー&サンズ・ランドフィル社は1985年創業。リサイクル事業や再生骨材の供給にも力を入れており、取り扱う廃棄物の約85%を埋立以外の形で再利用するなど、持続可能な事業運営に取り組んでいる。
コメントを投稿するにはログインしてください。