日本建設機械工業会が7月31日に発表した2025年6月の建設機械出荷金額によると、内需は0.1%増加の903億円、 外需は4.1%増加の2,292億円となった。その結果、内需は 11 カ月ぶりの増加、外需は 4 カ月ぶりの増加となった。総合計では 2.9%増加の 3,194 億円となり、4 カ月ぶりの増加となった。
■内需は0.1%増加の903億円、11 カ月ぶりの増加
機種別に見ると、トラクタは1.4%増加の97億円、油圧ショベルは 2.7%増加の217億円、コンクリート機械は35.1%増加の30億円の3機種と補給部品14.5%増加の136億円が増加した。
■外需は 4.1%増加の2,292億円 、4 カ月ぶりの増加
機種別に見ると、油圧ショベルは 24.3%増加の940億円、道路機械は 5.8%増加の 53億円、基礎機械は 303.7%増加の 2 億円、その他建設機械は 9.2%増加の 352 億円の4機種と補給部品は 5.2%増加の257 億円が増加した。
地域別に見ると、アジア向けが 7 カ月連続で増加、CIS その他東欧が 2 カ月連続で増加するなど、全 9地域中4地域が増加した。
■6月の油圧ショベル国内出荷台数は3.3%減の1,627台
6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ685台(前年同月比15.7%減少)、油圧ショベル1,627台(同3.3%減少)、ミニショベル1,697台(同11.7%減少)、クローラクレーン39台(同9.4% 増加)、ラフテレーンクレーン145台(同9.4%減少)、アスファルトフィニッシャ44台(同2.2% 減少)――となった。
2025年1~6月累計では、ホイールローダ4,029台(前年同期比25.5%減少)、油圧ショベル9,356台(同11.7%減少)、ミニショベル10,628台(同12.2%減少)、クローラクレーン166台(2.4%減少)、ラフテレーンクレーン682台(同0.1%増加)、アスファルトフィニッシャ206台(同16.4%増加)――となった。
四半期統計機種の1~6月累計によると、トラック搭載型クレーン5,462台(前年同期比1.0%減少)、高所作業車は6,486台(同9.9%減少)――となった。