日立建機、「第10回 向殿安全賞」で「協調安全によるセーフティソリューション」のテーマで功績賞を受賞

・協調安全による「Solution Linkage Alert Viewer」の取り組みが評価

 日立建機は7月29日、2025年7月18日に開催された一般社団法人セーフティグローバル推進機構主催の「第10回 向殿安全賞」において、「協調安全によるセーフティソリューション」のテーマで功績賞を受賞したと発表した。同賞は、産業分野の安全性向上に貢献した個人・団体を表彰するもので、今回は日立建機の施工現場向けICTソリューション「Solution Linkage Alert Viewer」を中心とした安全対策が高く評価された。

 受賞対象となった「Solution Linkage Alert Viewer」は、建設現場における作業機と人との接触リスク低減を目的に開発されたシステム。重機が人の接近を検知した際の映像や位置情報、操作データなどをクラウド上で共有し、管理者や関係者間で迅速かつ的確な安全対応を可能にする。また、ヒートマップや分析機能によって現場内の危険箇所を可視化し、継続的なリスク低減にも貢献している。

 同システムは、日立建機が展開するICT・IoT統合ソリューション「Solution Linkage」シリーズの一環として提供されており、「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」といった顧客課題の解決を支援。現場の工程に応じた個別提案や、関連機器・ソフトウエアの販売・レンタルなどにも柔軟に対応し、多様な導入ニーズに応えている。

 向殿安全賞は、日本の産業安全の発展に寄与した向殿政男氏の功績を称え、国内外の産業現場の安全化を促すことを目的に創設された表彰制度。

 日立建機グループは今後も、安全で持続可能な建設現場の実現に向けて、革新的なソリューションの開発と普及に取り組んでいくとしている。

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