・静音・脱炭素にも対応
モリタホールディングスグループのモリタエコノス(兵庫県三田市)は7月30日、いすゞ自動車の小型商用BEV(バッテリー電気自動車)「エルフ EV」向けに架装したEV塵芥収集車「eパックマスター™」(回転式)および「eプレスマスター™」(プレス式)を発売したと発表した。2023年に始めたEV塵芥収集車のラインアップに、量産型BEV対応モデルを追加し、電動車両の普及に対応する。
今回発売された新型車は、重量配分の最適化により、プレス式の「eプレスマスター™」で同クラストップの最大積載量2,000kgを実現。さらに投入口の高さを大幅に低減し、作業者の負担軽減にもつなげた。
電力供給はシャシ側のバッテリーから行うため、車両走行だけでなく架装部の作業時もカーボンニュートラルを実現。密閉空間となりやすい地下ごみ集積場などでも排ガスの心配がなく、静音性にも優れることから、夜間や早朝の作業にも適している。
また、視認性を高めるハイマウントリアパネルや軽量後部扉、スムーズな積み込み性能など、安全性と機能性を両立。従来のディーゼル車の利便性はそのままに、環境性能を高めた仕様となっている。
販売はリース形態を想定しており、価格は非公表。販売目標は初年度5台としている。
モリタエコノスは「持続可能な未来の創造に挑戦し、安全で住みよい豊かな社会に貢献していく」としており、今後もEV架装分野での製品拡充を進める方針。
詳細は、ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。