・営業利益は16.3%増の1億4,500万ドル
・3四半期連続で利益が回復
・自社株買いと配当実施の中、純現金残高が増加
Doosan Bobcat (斗山ボブキャット):2025年7月25日
斗山ボブキャットは7月25日、2025年第2四半期(4〜6月)の売上高は15億6,700万ドルで、前年同期比3.8%の減少、営業利益は同16.3%減の1億4,500万ドルとなったと発表した。業績悪化の主な要因として、先進国市場での在庫調整を挙げた。市場全体の需要は前年並みで推移したが、関税などの不確実性に備えて流通在庫を先行して圧縮したことが影響したという。一方、前四半期比では売上高が8.5%増、営業利益が5.6%増となった。営業利益は、昨年の第3四半期に底を打って以降、3四半期連続で回復傾向を示している。
製品別売上では、小型建設機械が前年比6%減、マテリアルハンドリング機器(フォークリフト)が9%減となった一方、ポータブルパワー(可搬型電源機器)は移動型発電機の販売増に支えられ4%増加した。
地域別では、北米が5%減、欧州・中東・アフリカ(EMEA)が6%減、アジア・中南米・オセアニア(ALAO)が10%減と、いずれの地域でも減収となった。
財務面では、堅調な姿勢を維持した。配当と自社株買い・償却による1億8,400万ドルの現金流出があったにもかかわらず、純現金残高は昨年末比で8,200万ドル増加し、1億1,500万ドルに達した。
なお、第2四半期の配当は1株あたり400ウォンと発表された。同社は今年から配当方針を半期ごとから四半期ごとに変更しており、投資の安定性向上を図っている。
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