Manitowoc Company (マニトワック・カンパニー ):2025年7月24日
米ウィスコンシン州ミルウォーキー、建設用クレーン大手の米マニトワック・カンパニー(NYSE: MTW)は24日、グループ会社のGrove US LLC(グローブUS LLC)が米国防総省(DoD)の「サイバーセキュリティ成熟度モデル認証(CMMC)」において、レベル2認証を満点のスコア(110点)で取得したと発表した。新たに強化されたCMMC規則が2024年12月に施行されて以来、同認証を取得した企業はまだ少数にとどまっており、マニトワックはその先進的な対応を示した形だ。
CMMCは、米国防総省が国防産業基盤(Defense Industrial Base:DIB)における「非機密管理情報(CUI)」の保護強化を目的に導入した制度で、国防省と取引を行うすべての請負業者に取得が義務付けられている。認証プロセスは極めて厳格で、サイバーセキュリティのベストプラクティスを体系化し、国家機密や重要情報の漏えいリスクを最小限に抑えることを狙いとしている。
マニトワックのCEOであるアナウンスメントには、「この成果は当社のサイバーセキュリティ対策の質の高さと、国防事業における信頼性の証である」と述べられている。
■ マニトワック・カンパニーについて
1902年に創業したマニトワック・カンパニーは、120年以上の歴史を有し、世界有数のエンジニアード・リフティング・ソリューション(建設用クレーン等)を提供するグローバル企業である。傘下ブランドには、Grove、Manitowoc、Potain、National Crane、Shuttleliftなどがあり、油圧式移動クレーン、クローラークレーン、タワークレーン、ブームトラックなどを開発・製造・販売・サービス提供している。