安川電機は7月28日、同社の元会長・社長である利島康司(としま・こうじ)氏が7月17日に逝去したと発表した。享年84歳。
利島氏は1964年に旧・安川電機製作所(現・安川電機)に入社し、ロボット事業の中核を担って同社の成長を支えた。1995年にロボット事業部の副事業部長に就任後、同部門の事業部長を経て、2000年に常務取締役、2002年には専務取締役ロボティクスオートメーション事業部長に就任。2004年には代表取締役社長、2010年には取締役会長を歴任した。2013年以降は特別顧問としても同社を支え、2023年に退任した。
また、社外においてもロボット業界の発展に尽力し、2008年には日本ロボット工業会の会長を務めたほか、北九州商工会議所の会頭、福岡県行政改革審議会会長などを歴任。2007年には在九州フィンランド名誉領事館の名誉領事にも任命されるなど、多方面で活躍した。
通夜および告別式は近親者のみで執り行われた。なお、「お別れの会」の開催が予定されているが、日時や場所などの詳細は現時点で未定。
【問い合わせ先】
株式会社安川電機
コーポレートブランディング本部 広報・IR部長 加藤貴亮
TEL:093-588-3076