日揮グループ、アフリカでFLNGプロジェクトの先行業務契約を受注 — 総額5.5億ドル、将来的なEPCIC契約も視野に

 日揮ホールディングスは7月22日、アフリカ地域で進行中の浮体式液化天然ガス(FLNG)プロジェクトにおいて、グループ会社のJGC France社が先行業務契約を受注したと発表した。契約は2025年9月30日まで有効で、ジョイントベンチャーの一員として遂行する。受注総額はジョイントベンチャー全体で約5億5千万ドル(約809億円、147円換算)に上る。

 本契約は、FLNG設備の設計・調達・建設に向けた準備業務を対象としたもので、今後のプロジェクトの進展に応じて、より本格的なEPCIC契約(設計、調達、建設、据付、試運転)への移行が期待されている。

 日揮グループにとってアフリカは戦略的な市場拡大地域であり、同社は今回の受注を通じて、現地の産業発展とインフラ整備に貢献する姿勢を強調。エネルギー転換が進む中、FLNG事業の強化により、グローバルなLNG需要への対応力を一層高める構え。

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