メッツォ代理店のICMソリューションズ、米アリゾナ州へ事業拡大

 Metso (メッツォ):2025年7月22日

 フィンランドのメッツォ(Metso)は、同社の正規代理店であるICMソリューションズ(ICM Solutions)が、米アリゾナ州においてEmpire Southwest社の破砕事業を買収したと発表した。これにより、ICMは既存のユタ州、南アイダホ州、ネバダ州、北カリフォルニア州に加え、アリゾナ州全域におけるメッツォ製品の販売およびサービス提供権を獲得することとなった。

 今回の買収は、ICMが2025年4月に米国西部での顧客支援強化を目的としてCompass Equipment社を買収したことに続く戦略的拡大であり、メッツォの販売代理店ネットワークの強化に大きく寄与する。

 メッツォのアメリカ地域ディストリビューションマネジメント担当副社長スティーブ・チアンチ氏は、「ICMソリューションズが引き続きメッツォブランドへの投資と事業拡大を進めていることを非常に嬉しく思う。今回のアリゾナ進出により、より広範囲な地域でお客様に優れたサービスを提供できる体制が整った」と述べた。

 また、ICM社長のスコット・ガードナー氏は、「アリゾナ州がICMのメッツォ代理店地域に加わることを誇りに思う。Empire Southwest社の既存顧客に対して、円滑な移行と高水準のサービスを維持することを約束する。今回の買収により、アリゾナ州の顧客との関係をさらに深め、ICMの資源と専門性を生かして、より大きな価値を提供していく」と意気込みを語った。

■ Metso (メッツォ)について
 メッツォは、骨材、鉱物加工、金属精錬の分野で持続可能な技術とエンド・ツー・エンドのソリューションを提供するグローバルリーダー。顧客のエネルギー・水効率の向上や生産性の最大化、環境リスクの低減を支援している。

 本社はフィンランド・エスポーにあり、2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁し、同年の売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。

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